いきなりですが、元旦と元日の違いって知っていますか。
「えっ、どちらも1月1日のことじゃないの?」
たぶん、ほとんどの方が、そんな感じのぼんやりとした認識だろうと思います。
実は、元旦と元日は、違う意味になっています。
2つの漢字を見比べたら、その時間軸の違いが一目瞭然なのです。
今回は、そんな似ているようでちょっと違う元旦と元日の違いについて紹介したいと思います。
元旦と元日の違いとは⁉
まずは、元日について、紹介します。
元日とは、そのまま1月1日のことです。
もっと詳しく言うと、午前午後含め1月1日全日を元日と言います。
元日については、ほとんどの方が「うん、そうそう」とうなずくことだろうと思います。
では、元旦とは、何なのでしょうか?
元旦は初日の出の瞬間
元日が1月1日全体をさすのに対して、元旦は1月1日のある一瞬だけをさします。
その一瞬とは、初日の出のことです。
元旦とは、1月1日の初日の出の瞬間のことです。
元旦の旦の字を見てもらえばわかります。
お日様(太陽)が、地平線(水平線)ーを超えたことをさして、旦となっています。
一年の計は元旦にありの意味
「一年の計は元旦にあり」という諺(ことわざ)があります。
ほとんどの方は勘違いしていますが、上記の意味を踏まえると、決して、1月1日に計画を立てることを意味するコトワザではありません。
1年の計は元旦にありの意味は、1月1日の初日の出を見ながらの祈りや願い事の意味になります。
参考文献は謎ジパング
今回、参考にした書籍は謎ジパングになります。
まるで小説のような作りの本になっています。
例えるなら、ホームズとワトソンみたいな印象の読みやすい文章です。
元旦の話だけではなく、邪馬台国の話など、目からウロコな歴史の謎解きを、筆者と助手が次々と解いていく感じになっています。
日本史の謎について知りたい方には、是非、おススメします。
まとめ
元旦と元日は、似ているようで全く違うことがわかったことと思います。
元日は、1月1日の1日全体のことをさします。
一方、元旦は、1月1日の初日の出の瞬間をさします。