昨日、2023年10月19日のことでした。
突如このような題名のメールが届きました。
【マイナポイント第2弾】20,000円分のポイントプレゼント!
差出人は、『マイナポイント事務局』となっています。
しかしもうこの事業は終わっているはずですし、私ももうとっくの前に手続きをしてポイントをゲットしています。
「また例の詐欺メールだろうな」とすぐにわかったのですが、しかし人間とは欲深いもので「もしかしてまた2万円分のポイントもらえたりするのかな?」などとヨコシマな考えも少し頭をかすめました。
ということで。
少し調べてみました。
マイナポイント事務局からのフィッシングメール解説
まずはこのマイナポイント第2弾がまだやっているのか確認が必要です。
調べたところ、やはり2023年9月30日で終了していました。
「だよな。やっぱただの詐欺メールだったか」
結局騙されることもなく終わりました。
ただなかなか「ありそうな」メール内容ですし、メール本文内のリンクをクリックしてしまう人もいることでしょう。
メール本文
次にメール本文を全文引用しましょう。
【マイナポイント第2弾】20,000円分のポイントプレゼント!
マイナポイント事業とは
マイナポイント第2弾は、20,000円相当のマイナポイントを提供しています。
これはQRコード決済や電子マネーなどのキャッシュレス決済に利用可能です。
このプログラムは、マイナンバーカードの利用普及と消費促進を目指しています。
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マイナポイントの申請手続き以下の手順に従って、約1分で申請を完了させることができます。
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★STEP1
専用の申請サイトにアクセスし、必要な情報を入力★STEP2
マイナポイントの申請を行う★STEP3
20,000円分のマイナポイントを取得し、ご活用ください━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
以下のボタンから申請を開始してください!申請をはじめる
青文字の『申請をはじめる』に詐欺サイトのリンクが貼られています。
https://kdhtwa.com
.comのURLです。
文字列は適当で、マイナポイントとは関係ないことは言うまでもありません。
メールアドレス
今回もうメールアドレスを確認するまでもないのですが、一応見てみましょう。
admin@caconu.com
どう見てもマイナポイントとは関係なさそうです。
上記の詐欺サイトのURLとも文字列が違いますね。
このメールアドレスだと通常サイトのURLもそのままhttps://caconu.comになりそうなものです。
もしかしたらなんかアフィリエイト?か何かの一種で色々な人がメール送信のアルバイトをしているのかもしれません。フィッシングサイトに誘導出来たら何円みたいな?
話を戻しますと『.com』はカンパニー的な意味ですし、行政が使うアドレスには不適格でしょう。
実際マイナポイント事業のHPも『.jp』で終わっていますから、メールアドレスも同じく『.jp』で終わるはずです。
そもそもマイナポイント事務局は存在しない
ググってみて気づいたのですが、そもそも『マイナポイント事務局』という部署は存在しないようです。
『総務省のマイナポイント事業』が正しい名称です。
ありそうな組織名なんですが無いのです。
詐欺グループはよくありそうでない名称を思いついたな~と敵ながら感心しました。
まとめ
今回は、マイナポイント事務局を名乗る詐欺メールを紹介しました。
まとめますと。
・メールアドレスが偽物。
・サイトURLが偽物。
・そもそもマイナポイント事務局という組織も存在しない。
以上になります。
くれぐれも注意してください。