高速道路は高いという理由から、時間はかかっても下道を走り続けているって人もかなりの数いるのではないでしょうか。
さらにその中には、ETCを使えばお得なのは知っているけど、様々な事情でクレジットカードが作れないから諦めている人もいるんじゃないかと思います。
今回、紹介するETCパーソナルカードは、そんな人たちの為にあります。
何を隠そう私も、約1年半ばかり、このETCパーソナルカードを使っていました。
今回は、そんなETCパーソナルカードの作成から解約までを、順を追って紹介していきたいと思います。
ETCパーソナルカードとは
高速道路6社が共同で発行しているETC専用カードになります。
クレジットカードのように審査はありません。
運転免許証などの身分証明書と最低2万円あれば、誰でも作れます。
申し込み書
申込書は、各サービスエリア(SA)のインフォメーションセンターに置いてあります。
今時インターネットで出来ないのかなあと思いながらも、サービスエリアまで取りに行きました。
サービスエリアに取りに行く機会がない方は、郵送でも送ってくれるようです。
申し込み方法
申し込み書に記載し、免許証のコピーを添えて、郵送します。
この時、デポジット額を選択する欄があります。
デポジット
デポジットとは、預け金です。
預け金から高速利用分が引かれるわけではなく、解約するまでずっと預けておくお金です。
デポジット額の7割までが走行可能な金額の目安になります。
デポジット(預け金)は、最低、2万円です。
振込用紙
大体、1週間から10日くらいで、郵便局やコンビニでの振込用紙(払い込み票)が届きます。
選択したデポジット額(最低は2万円)を振り込みます。
ETCカード到着
デポジット額を振り込んでから、大体2週間くらいで、ETCパーソナルカードが届きます。
届いたら、ETC車載器に挿し込み、すぐに使えます。
引き落とし日と未払い金額のサイクル計算
私はゆうちょ銀行でしたが、27日が引き落とし日でした。
先月1日~末日までの1ヶ月分を、翌月の27日に引き落とします。
引き落としが反映するのは3日くらいかかりますから、大体、月初くらいになります。
引き落とし不能の場合
たまに、様々な理由で、27日にお金が用意できない場合もあるかと思います。
もし引き落としができなかった場合は、翌月のはじめに15日前後が期日の振込用紙が送られきます。
引き落とし不能の場合でも、翌月15日前後の期日までに振込用紙で支払えば利用停止にはなりません。
振込用紙の期日も過ぎた場合
振込用紙の期日に振り込めなかった場合、ETCパーソナルカードが利用停止になります。
この時点で利用停止であり、27日の引き落としから振込用紙の期日(翌月15日前後)までは利用できます。
利用停止後、再度、振込用紙が送られてきます。
それを払うと、大体1週間後くらいに書面で利用停止解除の通知がきて、また利用できるようになります。
年会費
1,234円(税込み)です。
解約
解約したい時は、ETCパーソナル事務局へ電話します。
解約を申し込むと、事務局から、大体1週間後くらいに解約書類が送られてきます。
ETCカードのICチップの部分にハサミを入れて、書類とカードを送り返します。
デポジットの返還について
デポジット額の返還は、最後の請求分と相殺して引き落とし口座に振り込まれました。
たとえばデポジット(預け金)が2万円の場合で、5000円分使っていたら、15000円が返還されます。
大体1ヶ月後には振り込まれました。
ETCカードを持ったら絶対やっておく事
ETCカードを利用するだけで、土日祝日や早朝深夜の割引はありますが、もう1つ絶対やっておくべきことがあります。
それは、ETCマイレージサービスへの登録です。
こちらに登録すると、ETC利用分に応じてポイントがつきます。
ポイントは、無料走行分に返還できます。
実感として、すぐにたまります。
あとはETC利用照合のサイトがあります。
こちらは当月含め数か月分の利用状況を確認できますから、いくら使っているかを確認するのに便利です。
最後に
ETCパーソナルカードの話はいかがだったでしょうか。
言い忘れていましたが、まずETC車載器を取り付けていることが前提になります。
私の場合は、オリックス自動車のカーリースでしたから、はじめから付いていました。
ETCパーソナルカードはデポジット(預け金)が最初にいりますが、必ず最後は返ってきますから、貯金のつもりで預けていました。
クレジットカードが作れない人、借金をしたくない人、またクレジットカードの限度額が少ない方でETC利用分を別にしたい方は、是非、ETCパーソナルカードを使ってみてください。