実は先日、同僚が飲酒運転で捕まりまして会社を解雇されてしまいました。
それだけでは「どうしょうもないヤツだな」で終わるのですが、彼の証言では飲んでから8時間寝たということでした。
8時間寝てアルコールが出るなら毎日晩酌している私も危ないじゃないかと思いまして、早速アルコールチェッカーを購入し測定することにしました。
今回は、そんな飲酒運転の話とアルコールチェッカーでの測定結果の話をしたいと思います。
同僚が飲酒運転で解雇!?アルコールチェッカーで測定したが!?
同僚は、特に事故を起こしたわけではなく検問で捕まったそうです。
クルマを運転する人でお酒を飲む人なら誰もに関係する話ことでしょう。
一口に飲酒運転といっても、酒酔い運転と酒気帯び運転の2種類があります。
酒酔い運転とは
酒酔い運転に関しては、呼気中アルコール濃度は関係ありません。
判断基準は、警官とのやり取りがうまくできない、まっすぐに歩けないなどの見た目の状態です。
ですから、お酒に弱い方は酒気帯び運転の基準に達しないアルコール濃度だったとしても酒酔い運転で罰則を受ける可能性があります。
酒気帯び運転
一方、酒気帯び運転は呼気中アルコール濃度によって判断されます。
今回の同僚の場合は、こちらになります。
時間を空けてクルマを運転していても、見た目では酔っている風でなくても、数値により検挙されます。
基準値としては、呼気1リットル中のアルコール濃度が0.15mg以上検出された場合となっています。
飲酒運転の罰則
罰則に関しても、酒酔い運転と酒気帯び運転とでは明確に分けられています。
さらに酒気帯び運転でもアルコール濃度によって分けられています。
酒酔い運転の罰則
警察庁のHPより引用しますと、まず行政処分としては。
基礎点数 35点
免許取消し 欠格期間3年(※2,3)
となっております。
免許取り消しで、なおかつ3年は免許が持てないということになります。
さらに罰則として。
5年以下の懲役又は100万円以下の罰金
となっております。
上記はクルマを運転した人だけでなくクルマを提供した人への罰則になっています。
もう1つ、酒類を提供した者又は同乗した者への罰則もあります。
こちらは。
3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
となっております。
酒気帯びの罰則
酒気帯びの方は、呼気中アルコール濃度により2種類に分けられています。
まず行政処分は。
呼気中アルコール濃度0.15mg/l 以上 0.25mg/l 未満
基礎点数 13点
免許停止 期間90日(※2)
0.25mg/l未満ですと、免停となっております。
呼気中アルコール濃度0.25mg/l以上
基礎点数 25点
免許取消し 欠格期間2年(※2,3)
しかし0.25mg/l以上になると、免許取り消しで、なおかつ2年間は免許が取得できません。
さらに、運転者と車両提供者の罰則として。
3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
となっております。
こちらは2種類に分けられていないですから、0.25mg/l未満であっても酒気帯び運転なら同じ罰則になります。
ちなみに酒類を提供した方と同乗者への罰則は。
2年以下の懲役又は30万円以下の罰金
となっております。
アルコールチェッカー
このように飲酒運転には重い行政処分と罰則があります。
さらに大体の場合(社則にもよりますが)会社からの解雇なども加わりますから、酒気帯び運転で検挙されただけで生活が困窮することになります。
前述の同僚の場合は、0.25mg/l未満でしたが会社の規約により解雇されました。法律では厳密にわかれていますが、会社などの一般人には数値の違いがわからず全て「飲酒運転」と一括りにされてしまうのです。こうなれば全く酒を飲まないなら関係ありませんが、少しでも飲む方ならいつどうなるかわかりません。
そこで早速、いつも愛用しているamazonでアルコールチェッカーを購入しました。
測定1日目
まずビールの350ml缶を1本飲みました。
その後、日本酒を1杯飲みました。
ビールのアルコール度数は5%、日本酒は12%と記載されていました。
飲んで20分以内だとまだアルコールが検出されないとのことでしたから、30分後計測しました。
アルコールチェッカーの穴が開いている部分に「フー」と息を吹きかけるだけで、呼気中アルコール濃度を計測してくれます。
0.21mg/lという数値が出ました。
酒気帯びの規定では、0.15mg/lから0.25mg/lの罰則になります。
まあ飲んで30分後ですから当然です。
それから2時間睡眠をとったあと、もう1度測ってみました。
えっ?もう0?
これが本当なら私のアルコール分解能力は超人レベルですが…。
ちょっと信用できません。
「大丈夫か、このチェッカー…」という疑問が湧いてきましたが、まだわかりません…。
測定2日目
また次の日やってみました。
今度は、ビール350缶1本と日本酒2杯飲みました。昨日より日本酒を1杯多く飲んでいます。
昨日と同じく30分後、計測してみました。
1.3mg/lというものすごい数値が出ました。
酒気帯び運転の罰則では、0.25mg/l以上になります。
その後、起きたまま3時間経過後、計測しました。
またもや、0??
私がスゴイのか、アルコールチェッカーがバカなのか…。
結局、これから何度やっても飲んで30分後は反応しますが、1時間後でもまさかの0行進が続きました。
多分安物すぎて、このアルコールチェッカーは役に立たないようです…。
まとめ
今回は、飲酒運転とアルコールチェッカーを紹介しました。
2000円くらいの簡易アルコールチェッカーでやってみましたが、安いやつは全くダメでした。あと5000円出せばタニタ製の信用できそうなモノがあったのですがケチったのが間違いだったかもしれません。
どちらにしても、飲酒運転の面だけでなく健康の面でも飲酒はほどほどにしましょう。