1億総ネット時代です。
ほとんどの方がスマホを持っていますし、ネット上に何らかの発信の場を持っていることと思います。
そういうことから、様々な事件が起きています。
誰もがネットストーカーの加害者や被害者になり得る環境だろうと思います。
実は、私も、これまでネットストーカーの加害者や被害者双方になったことがあります。
今回は、そんな経験から、現代病とでもいうべきネットストーカー対策について書いていきたいと思います。
ネットストーカーとは
ネットストーカーとスマホ依存症、この2つは、ほぼセットになっています。
もしネット上に人っ子1人いなければ、ネットストーカーにもなれないし、病的なほどのスマホ依存症にもなりません。
ネットストーカーの誕生
そもそもはじめからストーカーする気で、スマホを所有した人は少ないだろうと思います。
色々と便利だから、スマホを持ったわけです。
しかし、スマホを開けば、色々なSNSサイトがあり、見やすい画面の中に誰かいるわけです。
知っている人はもちろん、よく知らない人も、もう1億総ネット時代ですから、たくさんいるわけです。
こうなれば、単純な好奇心(病的ではありません)から、誰もが知りたい欲求に駆られます。
色々と調べることになります。
そして、気づいた時にはネットストーカー化していた、という流れが大半だろうと思います。
ネットストーカーの心理と真相
一口にネットストーカーといっても、色々なタイプ(型)があります。
大きく分けて、3つのタイプに分けられます。
事例1:芸能人・有名人へのネットストーカー
このタイプのネットストーカーが一番王道だろうと思います。
健全なネットストーカー
もともと芸能人や政治家、最近ではユーチューバーなどは、人に見てもらってなんぼの商売です。
自らインターネットを使い、情報発信をしています。
芸能人や有名人に興味を持つこと自体に何の問題もありません。
ここまではただのファンですし、健全な支持者にすぎません。
片思いから両想いへ
芸能人などは片思い(プラトニック)の擬似恋愛を仕掛けています。
芸能人は「片思いのままでいてくれよ。それ以上はないけどね」と願っています。
しかし、現在、昔はコンサートなどで目があったと思い込むだけでファンは幸せでしたが、実際に面とむかって目を見つめられ握手などもできますから、両想いの要素が加わってきます。
こうなると、線引きがややこしくなってきます。
ネットでの様々な接触
肉体的接触だけではありません。
SNSやブログを介し、メッセージやコメント(ファンにとってはラブレターのようなもの)を書いた際に返信などがあります。
ラブレターに返信があるわけですから、ますます両想いの要素が加わることになります。
ネット時代では、このようにして、だんだんと「片思い」の線からはみ出していきます。
危険なネットストーカー化
芸能人や有名人に関しては、ネットストーカー自体は問題ないし、むしろ大歓迎だろうと思います。
ここでいうネットストーカーとは、ネットだけのストーカーという意味です。
問題になるのは、ネットやTVの外側、つまりリアル(肉体世界)で「両想い」の実現(自分の存在を認知してもらうこと)を目指して色々行動することです。
しかし、有名人にとって、ファンは見知らぬ存在です。
ストーカー云々の前に、見知らぬ他人に、いきなり「好きです。真剣です」と言われたら、どんな場面でも「気持ち悪い」だろうと思います。
ネットストーカー側の対策
現在、有名人にたいして、何らかの現実世界でのストーキング行為をしている方は、こう思って、これを機にやめてください。
あなたは芸能人や有名人を調べつくして、知っているつもりかもしれませんが、芸能人や有名人は、あなたのことを知りません。
芸能人や有名人(ユーチューバー含む)の握手やその他スキンシップ、メッセージの返信などは、コンテンツ(動画、音楽)を見てもらう(商売の)為のサービスに過ぎません。
あなたに望まれていることは「片思い」です。
それもモジモジして告白できないプラトニックな「片思い」です。
上記のことを肝に銘じないと、こういう世情ですから、あなたの家に警察がお出ましになる可能性が出てきます。
事例2:知り合いへのネットストーカー
1億総ネット時代ですから、職場や学校の知り合いも、ツイッターやインスタグラムやフェイスブックなどのSNSをしていることが多いでしょう。
ネットストーカーのきっかけ
それほど親しくないから直接聞けない、ちょっと気になる人くらいを検索してしまい、その後ストーキング対象化してしまうようになります。
はじめは軽い気持ちで、「〇〇さんって何かSNSしているのかな~」と検索するわけです。
現在の同僚やクラスメートはもちろん、過去付き合った元恋人の現在、むかし片思いだった人などを検索するわけです。
ここで検索しても何も出てこなければ、それ以上発展しないレベルの「ちょっと気になる」が発端ですから、「してないのか、まあいいか…」で終わるだろうと思います。
ネットストーカー化への原因「もっともっと」
しかし、1億総ネット時代ですから、大概お目当ての人のSNSが出てきたりするわけです。
はじめは「へえ~」というだけのことが、そのうち、「もっともっと」となるのが人の常です。
そのうち検索し尽くし、ネット上の情報が途絶えれば、もう自分の足で新たな情報を探すしかありません。
幸か不幸か検索対象はネットではなく、身近にいるわけですから、現実世界でもストーキング行為をしていくことになるかもしれません。
こうなれば、本当のストーカーです。
ネットストーカーの被害にあわない方法(被害者側の対策)
この手のストーカー被害にあわない為の方法は何でしょうか。
まず第一に、不用意にネット上でプライバシーをさらけ出さないことでしょう。
イケメンや美人や、その他人間力などの魅力がある方は特に注意が必要です。
ただ好きな方からひがみ根性の方まで、幅広い層からのストーキングを受ける可能性があります。
特に、本名、住所などは特定されたら面倒です。
有名人になって商売しようと思っている人以外は、非公開で本当の友人知人だけに閲覧を制限するか、すべて匿名でSNSに登録し自己表現した方が賢い選択だろうと思います。
ネットストーカーにならない方法(加害者側の対策)
加害者にならない為には、どうすればいいのでしょう。
1度発動した好奇心により、検索を止める事はできないかもしれません。
だとしたら、大事なことは検索した後の心構えになります。
まず第一に、直接聞ける距離にいながら、覗きみたいにコソコソ検索してしまった自分を恥じることです。
そうして、もし可能なら、普通に面と向かって話していく中で、「実はむかしキミのSNSを無断で見てしまった」と告白できるようになるまで親しくなったら、ストーカーではなくなります。
それが出来ないならば、潔く、忘れましょう。
検索してしまったことは、我が人生において、一生の不覚だった。
ネットで見たことは、彼や彼女の過去でしかないのだ。こんなことは胸にしまっておこう。
事例3:全く知らない人へのネットストーカー
ネットストーカーへのきっかけ
一番事件化するパターン
ネットストーカーされない方法(被害者側の対策)
ネットストーカーにならない方法(加害者側の対策)
全て、自分が作り出した、自分に都合の良い、妄想にしかすぎない。
あとがき
警察が相手にしてくれない場合は探偵に依頼したり、命の危険性もありますから、住所を変え、職場も変えた方が得策です。